大腸の中は便をスムーズに送るためのヒダが発達しており、大腸を観察するためには多くの空気を入れて膨らませないと病変の見逃しにつながります。

しかし空気を大量に入れると検査中や検査後腸管内に空気が多量に残るためお腹が張るなどといった苦痛を多くの方が感じておりました。

そこで当院では大腸カメラの際に使う空気を「二酸化炭素ガス」に切り替えました。

二酸化炭素ガスは腸管からの吸収が良いため大腸に多量に流しても比較的早く吸収され、検査後のお腹の張りがかなり軽減できます。

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照井内科消化器科医院

TEL : 0198-23-6100

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 【大腸カメラ】

当院での大腸カメラは午前に便をきれいにするための「前処置」を行い、午後から検査を行っております。

大腸カメラは症状のある方はもちろんですが、大腸癌検診の二次検診で行われることが多い検査です。この時に大腸ポリープが見つかることがあります。

大腸ポリープの中で「腺腫」と呼ばれるポリープは大きくなると一部に癌化を起こします。これがどんどんと大きくなり最終的には命に関わる進行癌と伸展していきます。よって「腺腫」は基本的には「癌の芽」と考えて切除する必要があります。

当院では一定の条件を満たしたポリープに対してカメラで切除を行う「ポリペクトミー」を日帰りで行っております。

5mm以上2cm未満
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FICE

当院では大腸カメラに「拡大内視鏡」と「FICE」という技術を導入しています。

拡大内視鏡はポリープ表面のピットパターンと呼ばれる「しわしわ」を観察する装置です。またFICEは特に血管など画像を強調するシステムです。

これらの技術によりポリープが癌であるかどうか、また癌であった場合に根の深さが浅いか深いかをかなりの確率で診断することができます。

よって日帰りでのカメラによる切除が可能かどうかをその場で知ることができるため導入しております。

もしこれで癌が合併している可能性が高い場合は近隣の大きな病院へ紹介し、「確実な治療法」で治療していただくことができます。

 【特殊技術】
 【大腸ポリープ切除術】
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上記の条件を満たしたポリープに対してポリープ切除を行います。

手順をお示しします(青字にマウスでカーソルを合わせてください)。

1.ポリープ対してカメラで切除を行います。青い色は「インジゴカルミン」と呼ばれる色素で、凹凸をくっきりさせるために使用します。

2.ポリープ直下に注射を打ちます。下からでているのが針です。

3.ポリープが粘膜ごと持ち上がりました。これでポリープと大腸の外側の壁が離れるので安全に切除することができます。

4.ポリープの根本に「スネア」と呼ばれる金属の輪をかけます。

5.スネアでポリープの根本を絞めて、スネアに高周波電流を流すとポリープが焼き切れ切除完了です。

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6.ポリープを切除したあとの潰瘍は時に大きなものになることがあります。このままでも潰瘍は自然に治癒しますが、傷口を小さくすることにより治癒を早めることができます。

7.傷口を小さくする「縫縮」にはクリップと呼ばれるホチキスの様なものを使います。

8.クリップを潰瘍の中心にかけただけで潰瘍はこれだけ小さくなります。

9.さらにクリップをかけて潰瘍の縫縮を進めます。

10.潰瘍はほとんどない状態です。あとは自然治癒を待つだけです。

ポリープを切除した直後に発生する出血があります。これはポリープに太い血管が入り込んでいて、切るときの通電が不十分なときに発生します。また出血がなくても潰瘍の底に血管の断端が見えることもあります。このような血管がある場合は術後3〜4日後に再出血を起こすことがあるため、あらかじめ再出血を予防するための処置をする必要があります。

1.ポリープを切除したあとに出血がありました。原因は血管を切断したためで、クリップで止血をしただけでは不十分なことが多いです。

2.これは「止血鉗子」と呼ばれる道具です。先端のはさみのような部分で血管を挟み込むようになっています。

3.止血鉗子で露出している血管を挟み込んだら電気を通電して血管を焼きます。

4.止血状態が得られました。これに先ほどのクリップをかけて潰瘍を縫縮して完了です。

このようにしても出血をしてしまう患者さんもおられます。

出血は命に関わることもある偶発症ですので、ポリープを切除した患者さんでは1週間は禁酒や重労働を避けていただいておりますのでご了承ください。

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 【二酸化炭素ガス】